桃の会 10月の活動

10月は8回目のオープンダイアローグ・対話と当事者スペースを行います

 日本列島には暖かい暖気が居座り長い夏となりました。
コスモスの花がとても賑やかです。ようやく秋らしさが訪れるでしょうか。
人の苦しみ、悲しみ、無念さ、悔しさを感じられなくなる社会は益々生きづらく自分を生かし人を生かしながら生きることができにくくなります。悲しいことです。
だから今、対話がとても必要になってくるのだと感じてます。
今月もまた新たな自分に出会うためにオープンダイアローグの輪にご参加下さい。
オープンダイアローグ対話との学び 10月6日(日) 10:00~ ぴゅあ総合3F音楽室

                                                  参加費用 一家族500円

**山梨県ひきこもり民間団体等事業費補助金交付につき10月から参加費は500円になります

「対等でなければ対話が生まれない」   青山 実

同級生と比べての劣等感、親への罪悪感、将来の展望を描けない無力感。これら自尊感情を棄損する負の感情が、当事者の心に漂っていることは想像に難くないと思います。私たち当事者は、傷ついて腫れあがった自尊心を護るためにプライドの鎧をまとい、人を避け続けていたのかもしれません。

「力」を持った人が「正しいこと」を言葉にした場合、それは「力」を持たない人への「指示・命令・否定」になります。もしかしたら、人生経験のある親が、経験の乏しい子どもを「正論」で諭そうという一方向的(いちほうこうてき)なコミュニケーションを続ける限り、決して子どもは口を開かないのかもしれません。古傷を持つ当事者は「力」にとても敏感です。コミュニケーションが双方向になるためには客観的な「正しさ」ではなく、主観が大切です。主観、つまり感想を交換することで対等性が生まれます対等性は安心感に繋がります。

傷ついた自尊心を持つ当事者には、この安心・安全が不可欠だと思うのです。

11月の当事者スペース
11月3日(日)   10:00~  ぴゅあ総合 3F音楽室  参加費無料

今回は家族会でオープンダイアローグを学びますが、対話は当事者と一緒に行うものです対話は当事者を含め立場の違う人と一緒に行います。参加できる方は是非10時からの集まりにも参加して頂き対話する事を一緒に学びましょう!