桃の会 1月の活動

■開かれた場 オープンダイアローグ・対話実践を行います
        **家族、本人、支援者、立場を超えて共に学ぶ開かれた場を目指します**

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
東北、北海道ではすでに積雪が多く、地震などの自然災害も懸念される新年の始まりです。
1月の活動は新年早々でまだお正月気分が抜けきらない頃となりますが、今年度の始まりを気持ちも新たに皆さんと対話の場を作って行けたらと思います。当日集まった人数やテーマによりワークを選びながら行います。オンライン視聴の方も沢山のご参加をお待ちしております。

オープンダイアローグ・対話  

1月4日(日) 10::00~13:00   ぴゅあ総合3F音楽室 参加費一家族¥500 本人無料
       講師 青山実氏(公認心理師/社会福祉士/介護福祉指導専門員)

青山さんの対話に向けてのお話で理解を深めながらいくつかのワークを行います。

**オンライン視聴の方はこちらからお入り下さい ➡ https://meet.google.com/umd-hbcp-ezp

お詫び ➡ 12月の山日新聞イベント情報に掲載された内容を変更しております

 
   

「隻手(せきしゅ)の声」

相手の言いたいことを聴くことができているのだろうか。その前に、自分の言いたいことは言葉にできているだろうか。自分の言いたいことを言葉にできなくて、どうして相手の言いたいことがわかるだろうか。満員電車の中でふと、「聴けていたか」と問う声が聴こえ、「隻手の声」を思い出しました。禅僧の白隠が問うた難問です。「隻手(片手)で鳴る音(声)はどのような音か」と世に問うた彼が求めていたことは、いまの言葉でいう「平和」ではなかったかと想像しています。大切な人とすれ違い、争い、避ける。家族の中は外傷が繰り返される場です。そのような場にこそ隻手の声が必要ではないでしょうか。アンデルセンは、言葉は手のようなものと言います。相手の心に触れたり、自分の言いたいことを探る手。自分の心の声(手)と、相手の声(手)で鳴らす音、つまりは内的会話が隻手の声ではないか、ふとそう思いました。手を使えないほど外傷の痛みが強い方もいます。話さない痛む心に触れない)まま側にいる、それだけで十分に対話的なときもあるという体験が先日にありました。また皆さんと体験を共有できればと思います。(青山)

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