桃の会 12月の活動
▶ 12月は10回目のオープンダイアローグ・対話と当事者スペースを行います
例年になく気温の高い日が続きましたがこれから本格的な冬に向かうことになるのでしょうか。
オープンダイアローグ・対話にいつも参加下さる皆様、本当に有難うございます。まだ体験されてない方、参加したけど違和感を感じた方も是非またご参加下さい。ひきこもることは自然に回復することはなく対話からであると斎藤環先生はお話しされています。そしてとても時間を必要とすることだとも・・。
今回、ご午前中は動画を見て感想をテーマに話し合い午後から動画に登場された森川すいめいさん (精神科医)のセミナーからのお話を青山さんからお伺います。長時間となりますが、とても貴重なお話しを頂けると思います。今年最後の集まりになりますので是非ご参加をお待ちしております。
(休憩を挟みますので簡単な昼食をご用意下さい。前半だけの参加も可能です)
■オープンダイアローグ対話からの学び 12月1日(日) 10:00~ ぴゅあ総合3F音楽室
・・・山梨県ひきこもり民間団体等事業費補助金で開催しています。 参加費用 一家族500円
講師 青山実氏 (公認心理士/社会福祉士/介護専門員) 協力 マリさん
*午前 動画鑑賞 「対話の旅に導かれて」森川すいめい 動画の感想をテーマに対話
*午後 森川すいめいさんのセミナーからのお話
「変化への戦略から対話へ」 青山 実
2日間、森川すいめいさんのオープンダイアローグ・基礎トレーニング講座に参加してきました。学びと気づきをまた共有させていただきたいです。以前から心の片隅にありましたが、あらためて、支援の道具として学ぶ限りは対話を実践することができないのではないかと、いまは内省的な気持ちでいます。治療者による戦略的な介入では家族を変えられなかったという経験を重ねる中で、支援者たちが変化していくプロセスがオープンダイアローグを生んだと学びました。引きこもり支援でよく聞く「親が変われば子が変わる」という言葉から、親を変えること(家族を変える)が支援になると解釈されているように思います。支援者もまた役割から降りて、支援でも変化でもなく対話を目的に、という対等な立ち位置に留まり続けること。その態度が、上下関係になっている親子や夫婦関係に影響を与えるのではないかと思います平場の関係のなかでこそ安心して話すことができ、そこで心が動けば、対話の場の外でそれぞれの人生が動き出すのかもしれません。そのようなイメージがいま心に浮かんでいます
◆ 12月の当事者スペース
12月1日(日) 10:00~ ぴゅあ総合 3F音楽室 参加費無料
家族会でオープンダイアローグを学びますが、対話は当事者と一緒に行うものです対話は当事者を含め立場の違う人と一緒に行います。参加できる方は是非10時からの集まりにも参加して頂き対話する事を一緒に学びましょう