桃の会 2月の活動
▶ 2月は12回目のオープンダイアローグ・対話と当事者スペースを行います
例年より少し気温が高い日もあり過ごし易さはありますが、これが地球の為に良いことなのか複雑な思いがあります長野では雪が少し降りましたが例年までのパウダースノーではなく水分を含んだ雪質でした地球温暖化は確実に日々進んでいると感じます。
2月は斎藤環氏(精神科医)の動画「不登校 ひきこもりの対話的支援」を鑑賞してその内容を振り返りながら、対話ができたらと思います。ひきこもりの専門家はいないと言われていますが、斎藤環氏は長年ひきこもりに関わられた精神科医です。ひきこもりにはオープンダイアローグがとても有効であるとお話しされています。
どうぞ皆様のご参加をお待ちしております。
■オープンダイアローグ対話からの学び 2月2日(日) 10:00~12:30ぴゅあ総合3F音楽室
・・・山梨県ひきこもり民間団体等事業費補助金で開催しています。 参加費用 一家族500円
講師 青山実氏 (公認心理士/社会福祉士/介護専門員) 協力 マリさん
動画鑑賞 「不登校 ひきこもりの対話的支援」後編 斎藤環氏(精神科医)
動画鑑賞の後、その内容をテーマにグループに分かれて話し合います。
**「ケアという視点」 青山 実(公認心理師/社会福祉士/介護福祉士/介護支援専門員/KHJ認定ピアサポーター)
ひきこもり支援の主体は親である、というのが斎藤環先生の考えです。その理由は長期の支援が要るからです。兄弟姉妹には転勤や結婚、出産といったライフイベントによる支援の中断がありえます。支援職の異動や退職、引きこもる本人が繋がりを断つこともよくあります。経済的に親へ依存せざるをえないため、必然的に繋がりを維持できるのは親だけというのが実情です。その前提でケアという考え方を提案したいと思います。ケアの対比はキュア、こちらは「治療」です。一方でケアは、ケアの主体がもつ力を資源に、相手の力を引き出すことを意味します。そもそも齋藤先生がいうように、引きこもり続けることができるのは心が健康だからです。もし病気であれば悪化の一途を免れません。ひきこもりは治すものではないのです。
ケアの主体である親がもつ力のひとつは自助力です。文字通り「自分を助ける力」。ある方は家族会に足を運ぶ理由を「癒やされるから」とおっしゃっていました。子どもから責められ続けているけれど夫は逃げ回っていて孤立無援そのような状況では心の健康を保てなくて当然です。まず助けるべきは自分。その力があるから会に辿り着いたと思うのです。セルフケアは自他の境界(バウンダリー)を引くためにも不可欠です。親なき後のためにも、自分を大切にする力を信じて学びを重ね、その姿を学ばれる対話的な関係を築いていくことが大事だと考えています。
◆ 2月の当事者スペース
2月2日(日) 13:00~ ぴゅあ総合 3F音楽室 参加費無料
家族会でオープンダイアローグを学びますが、対話は当事者と一緒に行うものです対話は当事者を含め立場の違う人と一緒に行います。
参加できる方は是非10時からの集まりにも参加して頂き対話する事を一緒に学びましょう