桃の会 3月の活動
▶ 3月は13回目のオープンダイアローグ・対話と当事者スペースを行います
今年は、東北から西日本にかけて日本海沿いで大雪に見舞われ事故や生活に大きな影響を及ぼしました。心よりお見舞い申し上げます。暖かで穏やかな春が待たれます。オープンダイアローグも13回目を迎えダイアローグについての受け止め方は様々ですが、ようやくスタートラインに立っているように思います。お互いの尊厳を守る(相手の話しをさえぎらない、対等である、議論、説得、アドバイスをしないなど)という安心感のある対話は誰もが必要としていることだと思います今回は2月の斎藤環さんの動画鑑賞の中から大切なことを改めて掘り下げて「対話的家族ケア」について青山さんからお話しを伺います。
■オープンダイアローグ対話からの学び 3月2日(日) 10:00~ ぴゅあ総合3F音楽室
** テーマ 「対話的家族ケアについて」 参加費用 一家族500円
講師 青山実氏 (公認心理士/社会福祉士/介護専門員) 協力 マリさん
「たまたま困難な状況にあるひと」
「医療モデル」という考え方があります。ひきこもりの原因である発達障害や不安症という「問題」を取り除けば改善に向かうという考えです。他者による「ラベル」付けは先入観となって「発達障害当事者」としてしかその方を見れなくなってしまうかもしれません。斎藤環先生はよく、ひきこもっている方を「たまたま困難な状況にあるひと」と話しています。障害や病気という偏見の色眼鏡でその方を見るのではなく、人生の苦悩や傷つきを体験していて、人が怖かったり、安全・安心感が得られない状況にあってそのことを誰にも話せない孤立感に苛まれているひと。ひきこもるご本人の、対人関係のつまずきエピソードや考え方の癖に触れて「発達障害」とラベル付けをする支援者の偏見・先入観に傷つく方も少なくないようです。疾病障害という問題に目を向けるのでなく、その方がまだ話せていないこと、話すことが恐いと感じている背景に関心を向けること。障害者や病人としてでなく、ひとりの人としてかかわってほしい、そう話す方の声を受け止めることができているのか、そう自分に問うています。 青山 実(公認心理師/社会福祉士/介護福祉士/介護支援専門員/KHJ認定ピアサポーター)
◆ 3月の当事者スペース
3月2日(日) 13:00~ ぴゅあ総合 3F音楽室 参加費無料
家族会でオープンダイアローグを学びますが、対話は当事者と一緒に行うものです対話は当事者を含め立場の違う人と一緒に行います。
参加できる方は是非10時からの集まりにも参加して頂き対話する事を一緒に学びましょう