桃の会 9月の活動
■9月はオープンダイアローグ・対話を行います (当事者の方々もご一緒に参加下さい)
「暑さ寒さも彼岸まで」ということばは段々薄れていくのでしょうか・・暑さが続いております。九州では梅雨末期のような豪雨で大きな被害を受けました。この猛暑の中で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
8月はすいめいさんと共にワークの実践を行いました。そのワークの実践は皆様にとってどのようなものであったでしょう。尊厳のワークでは「話すこと」「聴くこと」を分けて今日参加されたいと思われた「いきさつ」、そして「期待すること」「違いや感じたこと」を一人一人が言葉にしました。今回も4~5人のグループに分かれて「尊厳のワーク」と「リフレフテイングワーク」を行います。
まず自分の声に静かに耳を傾けてみる、そのような機会になったらと思います。
初めての方も是非お待ちしております。
▶オープンダイアローグ対話からの学び 9月7日(日)10:00~13:00 ぴゅあ総合3F音楽室
一家族 ¥500 当事者
「尊厳のワーク」「リフレフテイング」ワークの実践
講師 青山実氏(公認心理師/社会福祉士/介護指導員)
「正しさという物語の押しつけ」
森川さんのワークを通して学べたことの一つは、充分に親御さんの話を聴くことができていなかったということ。自分の解釈という枠組みに当てはめて、「同じことを話している」とジャッジしてしまっていることを、頭では注意しているつもりだったが、やはりきちんと聴くことができていなかったと気付かされました。話の背景にある、言葉にし尽くせない体験に想いを馳せるというか、親や当事者という立場に関係なく、誰もが追い詰められているような状況にある、ということを蔑ろにしていたように思います。そして、「正しい対応」という物語を親御さんに押し付けていたのではないかと気付かされました。
子どもに変わってほしいと思い続ける親御さんの、言葉の背景にある切実な想いや置かれている状況に向き合うことなく、正論という一つの主観に過ぎない物語を押し付けてきたように思います。腰を据え、ただ相手に向き合って話を聞き、誠実に応答すること。対話の基本の「き」を改めて学ばせていただいたように思います。 青山
▶当事者スペース
9月7日(日)のオープンダイアローグにご参加ください!